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フリースタイルラップバトルの5つのポイント!練習法も|関ジャム完全燃SHOW
11月13日の「関ジャム 完全燃SHOW」から、フリースタイルラップの世界についてご紹介。
今やかなり流行しているラップだが、中でも特にアツイのはフリースタイルラップバトル。
ラッパー同士が即興でラップを披露し、そのスキルで勝敗を競い合うものだ。
しかし、楽しみ方が分からない、ちょっとコワイという印象を持っている人は少なくないだろう。
そんな人のために、有名なラッパーである「Zeebra」、「KEN THE 390」、「R-指定」、「言×THEANSWER」の4人ががゲスト登場し教えてくれた。
フリースタイルラップバトルの勝負のポイント
まずは、フリースタイルラップバトルの勝負のポイントはこの5つだという。
・ライム(Rhyme)
・フロウ(Flow)
・アンサー(Answer)
・パンチライン(Punch-Line)
・バンプス
それぞれどんな意味なのだろうか。
ライム(Rhyme)
韻を踏むこと。
韻を踏むには、母音が同じ言葉を、文書に組み込めばいいそうだ。
母音が同じ言葉とはどういうことなのだろうか。
2文字の場合
春(haru)
→鮎(au)・舞う(au)・買う(au)・なく(au)など。
このライムの上達のための練習法はこちらでご紹介。
フロウ(Flow)
歌でいうとメロディーにあたるもので、どの音、リズムにどの言葉をはめるのかをさすそうだ。
同じ言葉でも、音程やリズムによって印象が変わるのはこのフロウによるもの。
同じフロウでも、その人のキャラクターや、言葉でもカッコよさが変わってくるという奥深いものだそう。
アンサー(Answer)
対戦相手のラップに対して、即興で反撃するのがアンサー。
実はこのアンサーが、フリースタイルバトルでは、一番大事だそう。
フリースタイルラッパーでも、ある程度自分で用意しているものはあるそうだが、相手のラップに反撃するのはもちろんアドリブ。
どの言葉にどう反応するか、そして自分のラップとどうつなげるのかを考えながら、相手のラップを聞くのはかなり難しいだろう。
パンチライン(Punch-Line)
相手にダメージを与えるための、キメ台詞。
キリのいいタイミングで、このパンチラインを入れると、効果が絶大だという。
バイブス
今までの4つのスキル以外にも、バイブスというテンションや熱量、ノリも大事だという。
スキルがある人がバイブスが上がって、あえて韻をはずしたりするのもカッコイイそうだ。
ラップの練習方法
フリースタイルと、ラップ(曲としての)の練習方法は違うそう。
ラッパーでも得手不得手があるそうで、ラップは上手いが、フリースタイルは下手、またはその逆のような人もいるそうだ。
曲としてのラップが上手くなるには、ひたすら歌詞を書いたり、曲を録って、ライブをして上手くなっていくという。
一方フリースタイルは、遊びながら、繰り返すことで上手になっていくようだ。
それでは、ゲストのラッパーが、上手くなるためにやった練習法はどんなものがあるのだろうか。
言×THEANSWERさんの場合。
フリースタイルラップでバトルする相手がいなかったため、フリースタイルバトルのDVDを利用。
先行のラッパーのラップを見た後、一時停止をして、それに対して言い返す練習などをしていたそうだ。
R-指定さんの場合。
“サイファー”という、路上などでビートに合わせ即興ラップを披露し合うもので遊びながら練習していたそうだ。
サイファーではバトルは行わずスキルを披露しあうそうで、R-指定さんは、主に近況報告をするという。
ラップの世界は奥が深いと感じると同時にその面白さに惹かれた、そんな話題だった。