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子供の成績を上げる「良いほめ方」と「悪いほめ方」|林先生が驚く初耳学
林先生が感銘を受けた、人物である中室牧子先生。
中室先生は、慶応大学の教師であり、”「学力」の経済学”の著者でもある。
“「学力」の経済学”は、売上を伸ばし29万部越え記録し、記録をさらに更新中。
11月6日の「林先生が驚く初耳学」では、そんな中室先生が「子供の成績を上げるほめ方」について教えてくれた。
子供がテストで良い点をとってきた時、どんなほめ方をされているだろうか。
またその逆に、悪い点をとってきた時、どんな言葉をかけているだろうか。
そんなほめ方1つで、子供の今後の学力にも影響があるというのだ。
それでは、一体どういう褒め方が良いというのだろうか。
良い点をとったときの褒め方
ズバリ、学力が上がる正しいほめ方はこちら。
“子供を褒める時は「努力したことをほめる」。”
ほめ方の良し悪しの例はこちら。
悪い例)
「頭がいいね」「天才だね」
良い例)
「よく頑張ったね」
この違いはというと
悪い例)
「頭がいいね」「天才だね」
→能力をほめている
良い例)
「よく頑張ったね」
→努力をほめている
というもの。
ではなぜ、その褒め方に良し悪しがあるのかというと、こんな実験が過去あったそうだ。
小学生を以下2つのグループに分けて実験。
1つは「頭がいいね」と能力をほめたグループ。
もう一つは「よく頑張ったね」と努力をほめたグループ。
すると、「頭がいいね」と褒めたグループの成績は下がり、もう一方のグループの成績は上がったという。
これは、元々の能力をほめられると「点数がよかったのは能力が高かったから」だと考え、努力する意欲を無くしたのだろうと考えられるそうだ。
悪い点をとった時に言ってはダメな事
逆に、悪い点を取った時に行ってはダメなこともあるそうだ。
悪い例)
「女の子は数学が苦手だからできなくてもしょうがない。」
つまり、親の先入観から発せられたネガティブな言葉が、子供に刷り込まれ、結果子供の学力が下がってしまうという。
悪い点を取った時以外でも、親の根拠なき先入観によるネガティブな発言は、子供への悪影響につながる危険性はあるだろう。
あまり神経質になり過ぎる必要はないだろうが、発言する際には一呼吸おく必要もあるのだと感じた、そんな話題だった。
以前、同番組で中室先生が講義したシリーズを紹介したのはこちら。
・学力アップの方法!”結果”ではなく”きっかけ”にご褒美をあげるべし
ぜひご一緒にどうぞ。