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異例のヒット「聲の形」!空に隠された秘密とは|ZIP!
2020/02/29
10月27日の「ZIP!」では、異例のヒットを続けている映画「聲の形(こえのかたち)」の人気の理由に迫った。
上映している映画館は大規模映画館の約1/3と少ないものの、約20億円、動員ランキングも6週連続トップ10と異例のヒットとなっている映画「聲の形(こえのかたち)」。
本作は、聴覚に障害がある硝子(しょうこ)と、同級生の将也(しょうや)が心を通わせながら友情をゼロから築いていく物語。
そんな異例のヒットを続ける人気の理由とは。
風景の美しさ
「君の名は。」の新海監督も「素敵な作品でした。絵も色彩もエモーション(情熱的)に美しく奉仕していて。」と絶賛。
このように、物語の随所にみられる風景の美しさが高く評価されてるようだ。
泣ける、感動する
ストーリーは割愛するが、その内容に、映画を見た人は、
「こんなに泣けると思わなかった。」
「友情関係の大切さを感じられた。」
と、とにかく感動したという感想が聞かれた。
空に隠された秘密
本作は、障害やいじめなど重いテーマを描いているが、それでも明るさを失わない演出の秘密があった。
それは、多くのシーンで青空の演出がされていたこと。
将也が心を閉ざしているシーンでも、雲がなく晴れやかな背景となっていた。
実は、当初の案では雲が描かれていたそうだ。
これについて、監督の山田尚子さんは語った。
「将也は自分で自分を閉じ込めてしまっているので、それを取り巻く世界までがふさぎ込んで見えるのは嫌だなと思って。」
将也が見えていないだけで、世界は美しいというメッセージを伝えるための工夫が加えられているようだ。
そんな演出により映画を見た人は、
「見終わってすごく明るい気持ちに。」
「いろんな人がいていいんだよってすごく伝わって、感動しました。」
と、演出の効果が伝わったような感想もあった。
そんな演出の意図を知って映画をみるのもまた面白いのだろうと感じた、そんな話題だった。
以前、「君の名は。」の舞台となった聖地をこちらで紹介をさせて頂いたが、「聲の形」も岐阜が舞台となっているようだ。