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混んでるイメージ改善?!東京ディズニーリゾートのあの手この手とは|WBS
7月8日の「ワールドビジネスサテライト」から、混んでるイメージの東京ディズニーリゾートの改善の取り組みの話題についてご紹介。
大人気のリゾートである、東京ディズニーリゾート。
15周年を迎えた東京ディズニーシーでは、この夏新たなイベントを開催。
ミニーのトロピカルスプラッシュ
(2016年7月9日~8月31日)
ディズニーキャラクターが登場し、船上から大量の水がふりまかれる夏にぴったりのイベント。
アウト・オブ・シャドウ
(2016年7月9日~)
内気でおとなしい女性が、影の世界に迷い込みながら成長していくストーリのミュージカル。
そんな楽しそうなショーを開催している東京ディズニーリゾートだが、USJの躍進や上海ディズニーランドの開園など取り巻く状況の変化に対し、あの手この手で攻めに出ているという。
抱える問題
以前は、テーマパークの絶対王者と言われていたという東京ディズニーリゾート。
しかし、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの昨年度の業績は”減収減益“。
さらに、ある調査(JCSI調べ)では毎年首位争いをしていた東京ディズニーリゾートの顧客満足度が昨年度はトップ10圏外へ転落したという。
番組ではその理由をインタビューすると、「乗り物には待たないと乗れない」「もう少し待ち時間が短くなれば」など、アトラクションの待ち時間に対する点を指摘。
それもそのはず、アトラクションの待ち時間は、1時間くらいは当たり前。
ときには3時間の待ちも。
満足度向上の改善策
そんな中、東京ディズニーリゾートは、こんな策をうっていた。
待ち時間を有効に使う!
“トイ・ストーリー・マニア“は、乗り物にのり手元の大砲を使って、球を的に向けて発射するアトラクション。
ここでは、アトラクションに乗り込む前に、キャスト(スタッフ)が大砲の使い方をレクチャーをしていた。
これは、3月からはじめた取り組みだそう。
以前は、この事前説明は一切しておらず、アトラクションに乗ってから説明を求める客の対応で、流れが止まり待ち時間が長くなってしまっていたそうだ。
“ジャスミンのフライングカーペット“では、客がアトラクションを降車するのと同時に乗り込みの誘導を行っていた。
以前は、降車する客が完全に降りてから、次の客の乗り込みの誘導を行っていたそうだ。
このような取り組みを行った結果、約8割のアトラクションで待ち時間改善したそう。
その効果は、なんとアトラクション1つ分の乗車人数に相当するという。
アプリを活用
混みあうのは、アトラクションだけではなく、ショップなども混雑している。
混雑緩和のため、園内で携帯電話などを使って商品が購入できる仕組みを2020年度までに導入したいという。
さらに、昨年から導入された園内のどこにいてもショーの抽選ができる”ショー抽選アプリ”を導入。
以前は、園内の1か所からしか抽選ができず、混雑につながっていたという。
ドリームコンダクター
さらには、こんな取り組みも。
歩くインフォメーションセンターのような役割の”ドリームコンダクター”を配置。
おススメのレストランや、最短ルートなどニーズに応じた案内を提供してくれるため、客は効率よく園内を周ることができるという。
困った時に助けてくれれば、顧客の満足度も上がるだろう。
大人気であるがゆえに混雑につながってしまい、結果満足できないということにつながっていたようだ。
それを放置せずに、1つ1つ改善に取り組むその姿勢を見て、東京ディズニーリゾートにさらに好感をもった、そんな話題だった。