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時代の変化 右肩上がりの貨物列車の力!|報道ステーションSUNDAY
2016/05/20
11月29日の「報道ステーションSUNDAY」では、貨物駅である隅田川駅で行われた、年に1回の貨物フェスティバルのイベントに1万5000人が来場した模様を報道した。
家族連れから鉄道ファンまで幅広い層の参加があり、イベント来場者は、乗ったりできない分のレア感や、走っているときに独特な音が好きと様々な意見があった。
また、電圧機などのマニアならではのものが購入できるということで人気となっている。
EF65という、かつてはブルートレインをけん引していたものも、貨物では現役で活躍しているという。
鉄道ファン45年の人は、新幹線などと同じで貨物も新しくなっているが、昔のものがまだまだ現役なものがあり、それが引かれるという。
そんな貨物の輸送力はどの程度なのでしょうか。
貨物の輸送力
北海道から出荷される玉ねぎの7割、ジャガイモの4割は鉄道輸送という。空輸だと思っていたばかりに衝撃的でした。
また、2012年度の輸送機関シェアは、下記の通り。
・自動車:51.3%
・内航海運:43.4%
・鉄道:5%
・航空:0.2%
出典:国土交通省
コンテナ輸送がかつてない盛り上がりをなしている、その裏側に迫った。
巨大ターミナルの舞台裏
東京貨物ターミナル(品川区)、敷地面積75万㎡(東京ドーム16個分)に足を踏み入れた。
その内部は、10本の路線があり、踏切もある。工業製品から食料品まで様々なものを運ぶことができるという。
1日平均のコンテナ数は5200個もある。そのコンテナをICタグでコントロールしている。
かつては、貨物輸送は大活躍でしたが、1980年代に入ると高速道路の整備で、トラック輸送の増加で低迷。しかし、2011年以降、鉄道コンテナ輸送量が大幅に増えているという。
背景にあるのは、トラックのドライバー不足。14万人以上も不足しているとのことで、貨物の輸送はトラックの60倍ともいわれているため、脚光を浴びたという。
さらなる追い風として、技術の進歩。ハイブリッド機関車も登場した。その燃費は従来の36%削減。
環境にもよく、ドライバー数にも依存しない、それと渋滞がない貨物は、定時運行率が非常に高い。それが貨物列車が人気を支えているという。
我々は普段何気なく、モノを見たり買ったりしていますが、こういった物流に支えられていると思うと、感慨深いですよね!